推薦図書(専門書)
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1977年に連邦政府が発表した食生活改善指導をつづったもの。当時アメリカでは、心臓病だけでもアメリカの経済は破綻しかねないといわれるほど医療費が増大して財政的危機を何とか打開しようということで調査し、まとめたものである。 このレポートにより「アメリカの栄養学が変わった」と言われており、栄養士を目指す皆さんが手軽に読めるマンガです。
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加工食品には、原材料の全成分表示がされ、添加物の名前も記載されている。しかし、どの添加物がどれだけ危険なのか分かる消費者は殆んどいない。本書は、日本の法整備の課題とともに、コンビニやスーパーなどで販売されている弁当、おにぎり、人気調理パン等の食品に添加されている92種類の危険な添加物の正体を分かりやすく検証している。
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著者は栄養士である。何を食べるかでなく、いつ食べるか、体内時計、時計遺伝子のはたらきを知り、「時間を考えて行動する」ことが体質改善・体調管理に役立ち、朝昼夕食を時計遺伝子に合わせてリズムよく摂取する必要性を説いている。科学的根拠に基づく摂食時間のあり方を学べる一冊である。
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「栄養士がこんなに注目されたことが今まであ っただろうか。「体脂肪計タニタの社員食堂」のレシピ本はすでにベストセラーとなったが、この小説はタニタ社員のダイエットプロジェクトにまつわる事実をベースに描いた映画原作小説である。社員食堂の給食の目的は「従業員の健康の保持・増進」である。ダイエットの理論はもちろん、実践・継続することの難しさ、低カロリーのヘルシーレシピで従業員の満足度を得て、「結果」を出すまでの栄養士の奮闘ぶりが描かれている。
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精製された「砂糖」、「塩」、「油」。かつて、人類はこれほどまでに脳に直接的に快楽を得られる食べ物を手に入れたことはなかった。そして、近年の研究で、これらの食べ物が一般に「麻薬」と呼ばれるものとまったく同じメカニズムで脳に快楽を与えて、体に刷り込みを与えていることが明らかになってきている。砂糖、油、塩の中毒から抜け出すことは、単なる美容や、個人の幸せという観点からだけでなく、人体の健康上の必須課題。
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『病気の原因は栄養欠損が9割 分子栄養医学を超えた抗老化健康術 』
口からはじまる全身の健康管理から、体調不良の原因となるタンパク質の不足、タンパク質の吸収を阻害している胃の萎縮の問題、皮膚免疫と腸管免疫の関係などを解説している。これまで常識とされていたり、もてはやされたりしている健康法が、必ずしも万人に合うものではないことが、よくわかる本である。
推薦図書(一般書)
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著者の息子さんのセカンダリースクール(中学校)でのさまざまな体験を綴ったもの。移民の多いイギリスでのレイシズム(人種差別的な民族主義)と多様性のせめぎ合いの現実を感じることができる。日本とイギリスの学校の違いや人種・ナショナリズム・多様性を考えさせられる。今後の日本のあり方や、どのように世界・異文化と関わっていくヒントが満載されている。
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「個性」が大事というけれど、集団の中であまり目立つと浮いてしまう、他人の視線を気にしながら、本当の自分は抑えつけていかないと……。この社会はどうしてこんなに息苦しいのだろう。もっと自分らしく、伸び伸びと生きていきたい! そんな悩みをかかえるアナタにとっておきのアドバイス。「空気」を読んでも従わない生き方のすすめ。
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『ノーサイドゲーム』
ラグビーに関して何の知識も経験もない、ズブの素人である主人公が、お荷物社会人ラグビーの再建に挑む物語。チームのゼネラルマネージャーとしてチームに携わり、経営理論を活かしチームを再生へ導いていく。直接指導するわけではなく、チームとしての活動を通して再生していく過程は、熱血モノとは違 った面白さがある。企業の資本に依存している社会人ラグビーの宿命、近年話題になったスポーツ協会との確執など、アマチュアスポ ーツを取り巻く環境や問題が分かりやすく描かれている。
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私は将来どうなったら幸せになるかを改めて考え直す良い機会を与えてくれる本。心理学とアート=楽しみながら人生を変える最高の方法が書かれており、自分の良い所を見つけ、進路や就活、面接の前に是非読んでほしい1冊。
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『ペスト 改版』
1940年代にペストが流行したという設定の物語。外部と遮断された孤立状態のなかで、必死に「悪」と闘う市民たちの姿を年代記風に淡々と描くことで、人間性を蝕む「不条理」と直面した時に示される人間の諸相や、過ぎ去ったばかりの対ナチス闘争での体験を寓意的に描き込み圧倒的共感を呼んだ長編。コロナウイルスに揺らぐ世界の現状に通じるものがあり、今読んでもらいたい本である。
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『脱・呪縛』
医師・作家である鎌田實が、患者に向き合う中で、また、チェルノブイリやイラクなど、待ったなしの命うごめく現場で、生身で感じ得た「生きる意味」を、そのために必須の「呪縛から脱する力」を、十代に向けて熱く真摯に語っている。
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「社会の変化は感じるが、じゃあどう対応したらいいのか?」どうしようもない不安や不遇感に苛まれている人たちへ。本書は今、伝える「希望論」であり、どのように未来に向かえばいいのかを示す1冊である。