食物栄養学科

特色

特色

食物栄養学科の目的

食生活は、単に栄養を摂取する、健康を維持・増進するだけでなく、子どもの時から家族や仲間と共食することで人間性を育てるという大切な役割を持ちます。本学は1967年に音楽科の単科大学として設立され、2001年に人間福祉学科を設置しました。本学園のこうした伝統を生かし、国家資格である栄養士を養成することは、対人サービスのプロフェッショナルをめざす教育研究と地域貢献の場を広げ、本学の果たす役割と考え、宇都宮短期大学食物栄養学科を設置いたしました。

全人教育

本学の建学の精神は、「全人教育(人間形成の教育)」です。本学で養成する栄養士は、栄養指導を通して健康を守る対人サービスのプロです。食物栄養に関する専門的知識や技術を駆使する自らが、人間として尊厳に値する資質をもつ人間でなければならず、資質を磨く「人間教育」が大切と考えています。このため、「生活の場」すべてを「教育の場」とし、日常の学生生活はもちろん、学校行事やサークル活動は全員参加で、自己を活かし他者を思いやる心や協調性・協力性を養います。

地域社会の食育・栄養指導と食文化を担う優秀な人材を養成

食物栄養学科では、次のような特色をもって栄養教育を実践し、地域社会の食育・栄養指導と食文化を担う優秀な人材を養成します。

  • 建学の精神「全人教育(人間形成の教育)」に基づき、個性を伸長し、対象者一人ひとりの尊厳を守った栄養指導ができる人材を養成します。食の現場で他の専門職と連携を図りながら活躍し、栄養士としてキャリアアップできる能力を養います。
  • 幅広い分野の学位をもつ専任教員と栄養指導や大量調理経験のある専任・兼任教員を配置し、食と栄養に関する知識と技術のバランスの取れた授業を展開します。
  • 栄養士として将来の活躍を希望する専門分野に合わせた履修モデルで、専門知識・技術・方法等を学びます。履修モデルは活躍の場を想定した次の3モデルを設定しています。実践的カリキュラムにより、2年間の学びで栄養士として様々な食に関する現場で活躍できる知識と技術を学びます。 ※詳しくはカリキュラムのページをご覧ください。

    ●調理技術とフードデザインの向上をめざす 調理技術と食物・栄養に関する知識を高め、ホテル、レストランや食関係の企業等での活躍をめざします。

    ●子どもの食育,高齢者・障がい者への食の支援をめざす 子どもの食育や高齢者・障がい者等を対象とした栄養指導ができ、児童福祉施設や高齢者福祉施設、医療機関等での活躍をめざします。

    ●栄養士に加え、管理栄養士をめざす 栄養士に加え、管理栄養士は、栄養士として3年間の実務経験を経て、管理栄養士の国家試験受験資格が取得できます。そのため、在学時からの管理栄養士への意識を高めて学びます。

  • 栄養士養成の指定科目以外の製菓実習や調理実習Ⅲでは、製菓や和・洋・中華のそれぞれの専門家の協力を得て授業を実施し、感性を磨き、見た目、食べやすさ、おいしさ、消化・吸収しやすい調理法等を学びます。これらの授業を通して発想が豊かで、応用力のある栄養士を養成します。
  • 栄養指導を必要とする対象者とのコミュニケーション技術、さらには医師・管理栄養士・調理師をはじめとした他職種との連携方法などを学び、自己の資質を伸ばしていきます。
  • 担任制を取り入れ、学期ごとに個人面談を通じて履修についての助言や指導、進路・就職支援を行っています。特に、進学・就職は就職委員会も設置し、委員会の教員とともにきめ細やかな進学・就職支援を行っています。

食物栄養学科で管理栄養士をめざすには

管理栄養士は、栄養士免許をもち、3年間実務経験を積むことで管理栄養士国家試験受験資格を取得できます。本学科では、2年後期から、選択で国家試験対策講座を「食物栄養特別演習」として開講しています。この講座は、卒業後もリカレント教育として実施し、キャリアアップをサポートします。

キャンパス

音楽科、人間福祉学科、宇都宮共和大学子ども生活学部と同じ長坂キャンパスで学びます。
※詳しくは「アクセスマップ」のページをご覧ください。